土用の丑、昨日は、二の丑だそうです。
土用の丑ほどの賑わいはないものの、
しだいに定着しつつあるようです。
まだまだ暑いですし、
夏バテ予防には、おすすめです。
−−− 二の丑、とは、いったい何??? −−−
前節でもわかるとおり、土用の丑の日が2回となる場合が多々ある。
夏の土用は平気法では立秋の前の18日間、
近年用いられている定気法では太陽黄経が117度から135度までと定義され、
約18日間ということになる。
18日間として考えると土用入りの日から6日以内に丑の日があると
(すなわち土用入りの日が申から丑の間の場合)もう一度丑の日が巡って来る。
これが二の丑であり、約2年に1回の割合である。
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食べるチャンスが2回ある、と言う事ですね。
なにはともあれ、この暑さにバテないように
すこしでも、栄養補給が大切です。
ーーー 先人の知恵、炭火焼きの良さ、串焼きする良さ −−−
市場(売り場)には炭火焼きと表示された商品があふれていますが、
大半がガス焼きラインの一部に炭を敷き詰めての炭とガス併用焼きです。
というよりも、メインはガスで、炭は香り付け程度にしかならないんです。
本来、なんでわざわざ炭で焼くのか?
当たり前ですが美味しく焼き上がるからです。
表面はサクッと中はふっくら仕上がるんです。
焼き上がりの中心温度は100℃以上にまで上がります。
ガス焼きでここまで上げようとすると、
先に表面が焦げてしまい、商品にならなくなるのです。
これが遠赤外線効果。
だから100%炭で焼かないと本当の違いは出てこないのです。
機械ラインの炭火焼きでは
「手焼きの炭火焼き」と同じ食感や味にはならないんです。
炭で焼くといっても、網焼きではうまくありません。
金串を打って焼くことでふっくら感が出てくるんです。
網で焼くと
うなぎ自信の重みで身がふっくらしにくい
のと、網に熱を取られてしまい、
100%うなぎに熱が伝わらないのです。
それと、網への接触面積が多いので
フライパン焼きのような感じになってしまいます。
網の形が付くこともあります。
逆に金串を打って焼くと、
身が金串からぶら下がるような状態になり、
中がふっくらなりやすいんです。
それに、火とうなぎの間に何も障害物がないので、
100%熱が伝わります。
さらに、身の中心を通る金串が
内側からうなぎに熱を伝えていくんです。
ガス火で、網にのせて焼く方が、
簡単&効率的、ではあります。
しかし、
本来の美味しさを引き出すには
炭火と金串を使った
先人の知恵が
やはり、勝っていますね。